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ラジオの思い出 2

Wed Dec 22 2021

ラジオの思い出の続き。「また明日」って言ってたのに 1 週間経っとるがな。

インターネットラジオに初めて触れたのは 2001 年の元旦だ。ぼくはどうしても年越しチャットに参加したくて、祖母宅にノートパソコンを持っていって電話線を独占していた。「今世紀もよろしく〜」って挨拶するのが楽しくてはしゃいでいた。
年が明けてしばらく経って、1 時過ぎぐらいかな?チャットに自分ともうひとりだけになったのでチャットから出て、ICQで会話を続けてた。ICQ というのは Skype のようなメッセンジャーソフトだ。いまは Skype 使ってる人もほとんどおらんだろうけど…。同年代の人たちとは MSN メッセンジャーを使うことが多かったが、大学生とか社会人とかちょっと上の世代の人たちは ICQ 派が多かった。MSN メッセンジャーも Yahoo!メッセンジャーも死んだのに ICQ はまだ生き残ってるの、すごいよなぁ。ちゃんと開発続いてて見た目もモダンだし。
そんで ICQ でチャット続けてたら、ちょっと Winamp にこの URL 入れてみて〜と URL が送られてきた。Winamp というのは当時メジャーだった Windows 用のメディアプレーヤーで、いろんなファイルを再生できた。スキンを設定できて、ぼくは Mac に憧れてたから Mac 風スキンをあててたな〜。で、URL 入れてみたら突然「あ、あ、あ、俺の声聞こえる?」と鳴った。

めっっっっっちゃくちゃビックリした。いまや猫も杓子も気軽にぽんぽん通話しているが、当時のネットコミュニケーションで通話なんてしたことなかった。
そもそも当時は通信量の問題で音楽は mp3 や wav で配布されていることは少なく、MIDI ばっかりだった。MIDI ファイルってのは曲の構造しかなくて、音源はパソコンに入ってるものを鳴らすから軽いのだ。そういう仕組だから聞く環境によって全然違う音になっちゃうんだけど…。当然動画なんて見ることはまずなかった。動くのは GIF とはしゃいでいる HTML ぐらいだ。あ、あと Flash もあったか…。
とにかく、コミュニケーションツールはほぼ基本テキストのみで、ネット経由で鳴る音はほぼ MIDI 音源という環境だったので、急に「俺の声聞こえる?」って人の声が鳴って飛び上がった。飛び上がって「き、きこえます」と答えた。向こうからの一方通行なのに……。とにかく驚いたし気が動転してた。
あ、一方通行だわ……、てかマイクないわ……と気づいてからテキストでのやり取りを再開した。話を聞くと、ネットラジオを始めようと思っててそのテストに付き合わされたらしい。ネットラジオ……そういうのもあるのか…………ってなった。衝撃だった。
まあ、その後実際にその人のネットラジオ聞くことはなかったんだけど。ほんとにやってたのかな?やってたとしても別名義とか別のコミュニティでやってたのかもしれない。

中学生のころにはすっかり ADSL も普及してねとらじなんかも流行りだしたけど(まだ生きててびっくりした)、インターネットから一気に離れてしまったので全然聞いてなかった。部活の仲間うちではにとらじとかいうのが流行っていたような気がする。
今また音声コンテンツがアツくなってるから色々開拓したいな〜。おすすめ番組などありましたら Twitter とか質問箱で教えて下さい。ぼくは平日の朝起きるモチベーションにきくラジという、個人 VTuber のきくざかりさんがやってるラジオを聞いております。あと最近聞かなくなったけど一時期はbackspace.fmというテクノロジー・ガジェット系の番組をよく聞いてた。the sign podcastというカルチャー系の番組もたまに聞いてる。そういえばRoots of 電気グルーヴ、しばらく更新ないな。そろそろ新しいのくるかしら。

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