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文字でのコミュニケーション / 顔文字・絵文字

Sun Dec 12 2021

インターネットにハマってチャットに入り浸っていたころは顔文字をたくさん使っていた。IME 用の顔文字辞書がたくさんあったのでいくつか入れて、お気に入りの顔文字は自分で辞書登録してた。
( ̄∇ ̄) 系の顔がすごい好きでたくさん使ってた気がする。あと (≧▽≦) みたいに目が ≧ のやつ。それから顔文字じゃないけど (爆)(汗) とか(ぉ(ぇ とかね。そうえいば草も最初の頃は (w って書いてた気がするな。Internet Archives とかで頑張って探せば当時の自分の掲示板の書き込みとか出てくるけど、見ると逃げ出したくなりますね……。

掲示板やチャットにハマり始めた小学生の頃は本当に痛いやつだったので教師に提出する日記にも鉛筆で一所懸命顔文字書いたりしてたんだけど、中学生のときにふと、もしかしてキモいのでは!?となって顔文字を一切使わなくなった。それどころかホームページも閉鎖し、ネット上でのコミュニケーションを全部断ってしまった。ネット友達と喧嘩したとかなんかやらかしたわけでもないのにどうしてそこまで極端な路線変更をしたのかあんまり覚えてないんだけど、もったいないことしたなぁ。同年代の知り合いもそうだし、チャットで夜な夜な小学生と会話してくれる大学生や社会人とか、貴重な縁だったのになんで捨てちゃったのかなぁ。
それからケータイで友達とメールするようになっても顔文字は一切使わなかったし、 (笑 もできる限り使わないようにしてた。絵文字ももちろん使わなかった。そもそも当時の絵文字は機種依存文字だったから使うべきじゃないと思ってたし。一時期デコメとかいう文化もあったけど当然自分では使わなかった。

ノー顔文字ノー絵文字ポリシーは大学入っても社会人になっても変わらなかった。ぼくがノー絵文字生活をしてる間に絵文字は Unicode に入って Emoji になって世界中で使われるようになっていた。
絵文字を使い始めるきっかけになったのは、社会人 2 年目ぐらいに会社で使い始めた Slack だった。Slack はチャットツールなんだけど、それぞれの発言に絵文字でリアクションをつけることができる。このリアクションは使い始めるとなかなか便利で今も昔も多用してるし、Slack は顔文字一個だけのメッセージを投稿すると文字サイズが大きくなる機能もあるからリアクションを強調したいとき(主にふざけてるとき)に絵文字だけのメッセージを送るようになった。それでだんだん普通のメッセージにも絵文字を使うようになったんだけど、こうして振り返ってみると、昔顔文字を使ってたときみたいに文章やメッセージに混ぜて感情表現の補足として使うよりも、Slack のリアクションのように、絵文字だけでメッセージを構成して「文字・言葉を使わないコミュニケーション」として使ってることが多いな。

Slack の絵文字リアクションが好きなのは言葉がなくて曖昧さがあるからなんだよね。絵文字として流通してるんだからそれが何の絵なのか、大体どういう意味合いや感情なのかは共通認識があるけど、普通に言葉を使うのと比べると解釈の余地が大きくなる。一般的にリアクションとして使われない絵文字だとなおさらで、ぼくは 🐼 とか 🙃 が好きでよく使っている。なんなんだよめんどくせーと思われてることも多いだろうな……。いや、真面目な仕事の話してるときは使わないですよ。
曖昧さが好きなので、実は Slack にカスタム絵文字で文字が入ったやつを入れる文化がかなり嫌い。「ありがとうございます」「よろしくおねがいします」「なるほど」「了解です」とか、そういうやつ。「ありがとうございます」とかはそもそも文字めっちゃ小さくなって見にくいし。🙏 とか 🙆 の方がいいじゃん。あと全然関係ないけど Party Parrot は普通に目が疲れて気持ち悪くなるのでやめて欲しい。仕事でのコミュニケーションに曖昧さなんて邪魔なだけだろ、と言われると反論しにくいけど、それじゃ面白くないよ。
そうえいば怒りの表現として 👺 とか 👹 をふざけて使うことがあったんだけど、鬼滅の刃のせいですっかり「判断が遅い」という意味になってしまったのでちょっと悲しい。

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