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今朝見た夢の話

Mon Mar 22 2021

今朝、いい夢を見た。
ぼくはよく夢を見る方で、悪夢もいい夢も面白い夢もまんべんなくよく見る。夢をほとんど見ない、みたいな人は夢を見てないんじゃなくて夢を見たことを忘れただけ、みたいな話も聞くから、よく夢を見るんじゃなくてよく夢の内容を覚えている、が正しいのかもしれない。ぼくも起きた直後は夢を覚えていても、立ち上がって活動を開始するとすごい速さで夢の中身を忘れていく。ダメ学生をしていた頃なんかはそれが嫌で、夢の残り香を満喫するためにベッドから立たずそのまま二度寝し、次に起きたら時計を見て絶望し自己嫌悪で何もする気力がなくなり三度寝する、みたいなことを繰り返していた。夢を満喫するのは予定のない休日なんかにするべきである。
悪夢でも面白い夢でも強烈なものを見ると人に共有したくなるんだけど、自分の頭の中だけで夢の内容を振り返ってるうちは問題ないのに、声に出したり文字に書いたりし始めるとその夢の肝を伝えるために必要な経緯や細部が、そもそも夢だからいびつだったり破綻していたりするので、その前提を一所懸命共有しようとしているうちに夢の残り香は消え、細かいところはどんどん思い出せなくなってしまう。それに話しながら、この話を聞いてる人からしたらぼくが伝えたい肝のところより、その前提の方が面白いじゃないか、怖いじゃないか、みたいなことが気になりだす。だから面白い夢を見てもツイートしたりブログのネタにするのはなかなか難しい。登場人物の多くは自分の知り合いだったりするからインターネットで語るのはなおさら難しいわな。

今朝の夢ではぼくはスーパー、もっと言うとまいばすけっとのレジに並んでたんだけど、ぼくの前に高校野球部のマネージャー3人組が並んでいた。3人は高校生らしくテンション高くわいわいお喋りしていたんだけど、その内容に自分の中でどういうこと?と疑問符が浮かび、どういうこと?と口に出したわけではなかったはずなんだけど、気づいたらマネージャーが談笑していた内容をレジ係含めてその場にいた全員にむかって解説しだした。
「コロナの年は夏の大会なくなったからさぁ次の年に3年は選手もマネージャーも残って出たわけ。でも2年の練習も見なきゃいけないから先輩マネたち、2人いるんだけど、めちゃくちゃ忙しくってさぁあたしらにマネの仕事教えたり指示出したりする余裕全然ないの。だからさぁあたしら何したらいいか全っ然わからんくてとりあえず『かゆい色とかない?かゆい色とかないの!?』って聞いて回ってひたすらかゆいゼッケン交換してたんだよね。」と言ってケラケラ笑ってた。めっちゃいい話だなぁと思ったところで目が覚めて、目が覚めてから夢の内容思い出して、めっちゃいい話だなぁと思った。
やっぱこうして書き出すとこの短い内容だけで話がいろいろと破綻してるんだけど、とにかく「かゆい色とかないの!?」っつって走り回ってたってケラケラ笑いながら話してるのが高校生〜〜〜〜って感じで最高だった。

そういえばスーパーに着く前は高校時代の自分の部活の同期のマネージャーと一緒に歩いていて、世間話したり自分の相談を聞いてもらったりしていた。さらにその前の場面も思い出したけど、自宅で、前職の先輩が遊びに来たので食事を出したら、お味噌汁を飲むのに、その味噌汁が入っているお椀とペアになっているお椀を握りつぶして砕いてスプーンをつくっており、それが友人の結婚式の引出物でもらって愛用してるやつだったから怒ったりしていた。(現実の先輩はヒトの嫌がることはしない繊細な人間です。)

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